2008年04月29日 13:30
以上、様々な視点から「スローフード・にいがた」としての食育の方法を模索してきたが、これからは、これらを「広く、深く、楽しく、新しく」社会に還元していくことが必要となります。そのプロジェクトを立ち上げました。その活動は名付けて「スローフード・なつかしき未来食」プロジェクトです。
スローフードが求める究極の形は、「なつかしき未来食」(DEAR FUTURE,S FOODS―略して「DFF」)の再編成と、その普及に尽きるというのが結論です。そのDFFの概念は以下の関数式と俯瞰図で表現できます。
<DFFの関数式>
DFF=f(マクロビ食×伝統料理×免疫食)

以上の関数式と俯瞰図はDFFを創造するためのヒントとなります。DFFは3つの食体系の総和から創造される新食体系であることを指しています。これを「スローフード・なつかしき未来食」体系と呼んでいます。
平易にいえば「美味しい、身体に良い、地域経済にも貢献する」ような食の回路をつくろうということです。ファストとスローモードの融合を図りながら、郷土料理に新しきプラスαを加えていこうという試みです。
その根幹にある知識と情報となるのは、「スローフード・にいがた」が今まで、先人から学んできたことがら全ての教養が該当します。我らの5年間の学びの成果ともいえるだろう。
その学びの例を先ずはご紹介しよう。
さらに様々なワークショップを通して、我らは多くを学んできた。
● お酒の造り方と酒文化(各蔵元) など新潟の地貌食材や食文化を学んできました。この多くの学びを生かした新しい食体系を「なつかしき未来食(DFF)」に収斂しようとしています。
このDFF概念について定義すれば以下のようになります。

ただしDFFをシンプルに捉えて難しくは考えません。今ある郷土料理に、時代のニーズや楽しみを加えるだけで、それで充分なのです。
たとえば次のような問いかけからDFFをイメージできます。
どれもこれも深い眼差しと地貌食材との問答の中から、感動の「DFF」体系が生れるはずです。しかも地貌食材を使うから、競争力がついて零細企業でも負けない競争ができます。
このプロジェクトの具体的な活動内容を、図で示せば以下のようになります。

DFFの大きな目的は3点に集約されます。
その1)、なつかしき未来食をテーブル上に表現すること
その2)、新しい感覚の食育の伝道師を輩出すること
その3)、DFFブランドを確立し、それを地域起しの起爆剤とすること
したがってすべての学んだ教養は、DFFという食の生態系に収斂され、それをマスターした人々が食育の伝道師として社会活動を行うことを目指します。いわば草の根の食育実践隊を目指しているのです。
それはマスコミ媒体のパブリシティ効果を狙った「ママたちの食育学会」という、話題性あふれる運動に結実しています。このママたちの実学の学会は、2007年4月に設立を終えて具体的な活動を開始しています。
08年3月30日、ママたちの食育学会及びDFF教室の修業式と、それを記念するポットラックパーティーを開催しました。参加者は35名です。記念料理講座は、佐藤淳子氏です。基本的な和食メニューが披露されました。
式典は11:30に始まり、石山謹治会長から修業証書が手渡されました。受賞者はみな緊張しながらも感激です。薔薇の花が一輪添えられるのも、この式典の特徴です。
以下がその寸景です。
<記念料理講座の寸景>
<式典とパーティーの寸景>
8名のママさんのポットラック(持ち寄り料理)は、様々な献立でした。
○草もちのぼた ○餅蕗の薹の天ぷら
○甘酒 ○秘伝の漬物
○酢豚 ○発芽玄米の巻き寿し
○車麩の煮物 ○南瓜のサラダ
飲み物は白ワインで合わせました。10分が空になりました。
2007年の1年間の学習を通して、参加者には意識の変化が現れてきました。食育という時代の課題に真正面から取り組んできた成果です。2008年度も引き続き、DFF料理教室と食育学会は新たなカリキュラムを用意して、さらなる学びに邁進します。
当学会講座に参加希望の方は、下記までお問い合わせください。
〒951-8067 新潟市中央区本町通七番町
石山味噌醤油(株)内
「スローフード・にいがた」事務局
ママたちの食育学会宛
電話:025-228-9462