2008年04月01日 09:35
漢字の読み解きによる、食育に関する話しには主婦も子どもたちも関心を持って聞き入ります。その漢字で食育というユニークな試を考えてみましょう。

子どもたちに食育を話す場合は、クイズ形式でこの漢字の謎を紐解くと、楽しんで理解してくれます。講座の中に取り入れるといいでしょう。

子どもたちや母親に食育のお話しをすると多くの質問がでます。どれも不安や食事の正しいあり方を問う質問が多い。もちろんすべての質問を快刀乱麻のごとく、バッサバッサと解決などできないが、以下の12の答えをお話すると90%は納得していただける。
その12か条をまとめておこう。
題して「元気になる食事の方法」である。

食育として、網羅しておかねばならない事柄を散りばめた12か条となっています。
「スローフード・にいがた」の食育マニュアルの総集編として、位置づけしているメッセージ集でもあります。
3月22日の「ママたちの食育学会」の体験レポートです。
今回は川合里子氏です。その体験レポートの内容をご紹介します。
友達が来たときによく作り、もてなした一品の「肉詰めピーマン」にまつわるお話しです。
<川合里子氏>
つくり方は
1、刻み玉ネギと豚肉に塩、胡椒を降り、炒める
2、さらに鍋に生姜とお酒を入れて煮る
3、それをピーマンに詰める
4、醤油と砂糖で味付け、10分ほど煮る
5、最後は片栗粉でとろみをつけて出来上がり
熱いうちに食べると美味しく簡単に作れるのがうれしい。
何故「肉詰めピーマン」なのかは、川合氏の来し方のドラマが秘められているようでした。
早速、恒例の試食テースティングです。
その感想を短いフレーズにまとめました。
以下のフレーズが出されました。
川合氏の思い出が詰まった一品に対しては、様々な形容詞が寄せられました。
で、以下のフレーズに収斂しました。
ミステリアスな川合氏の体験談を表現するに、ふさわしいフレーズがこれで完成しました。極めて身近な料理が秘める食育の世界の広がり。改めて食と人生の関わりと、その妙を味わったお話しでした。
浅妻歯科医院 医院長
浅妻 康幸
念願が適い、いよいよ歯科医師登場の食育講座です。講師は新潟の万代で歯科医院を開業する浅妻康幸先生です。
さてどのようなお話しが飛び出るか、興味深々の受講生30名が集いました。
60分に及ぶ浅妻先生の論旨は以下の通りです。抜粋してレポートいたします。
<論旨>
日本大学の歯学部を目指したのは、親爺の言葉からでした。「喋る職業には就くな」という一言でした。その親爺は、大学の教授で、いつも書庫に籠もっており、喋ることが仕事でした。その背中を見て育った僕は、手に職を持つことしかないなと思い、歯学の道を選びました。
しかし大学に入ると過酷な授業と実習が待っていました。6年間で国家試験にパスするためには、避けられない試練でした。今から思うと、2度とその学生生活は送りたくないとつくづく思います。
歯科医の免許を取って、まずは日本橋の開業医に就職しました。その当時は、歯科医の絶対数が少なく、給料も驚くほどの額を貰いました。車が買えるほどの多さでした。
その後、新潟の五泉市の開業医を手伝うことになり、新潟に帰りました。五泉市での勤務は早朝から深夜まで、毎日、100人くらいの患者さんを診る過酷な毎日が続きました。
痛みを取ってくれと押しかける患者さんが、途切れることなく来診します。こうなると寝る時間もなく、診察に追われます。そんな歯科医の数が少ない時代をボクは駆け抜けてきました。
やがて新潟市の万代1丁目に開業することとなり、それから30数年経ちます。
歯医者が忙しいのは、農閑期の農家と五島から来ているマグロ漁船の漁師が治療に訪れる時です。親子3代の患者さんもいます。
しかも歯医者はいつも患者の口中を覗くのが仕事で、季節の変動には疎いものです。ですから農家や漁師の来診によって、天下の季節を知るわけです。
蓮根堀が終り、農夫が出稼ぎに出る前に、歯の痛みを取りにきます。「ああ、やっと冬がきたんだなぁ」と、口中を覗きながら、感じるのです。ですから歯科医って因果な職業なんです。
その頃の歯の治療は、むし歯対策が主な内容でした。しかし最近は治療から口腔管理へとニーズのシフトが起こっています。
歯周病への予防や治療が増えています。平均寿命が延びた時代背景がそこにはある気がします。中高年の女性の白い歯への関心も高くなっています。
また歯科医にとってのやり易い患者さんは、食べものが好きな人々です。食べものに関心が高い人は、歯の健康にきわめて柔軟性があり、味覚の感度も高いのが特徴です。そのような患者さんの診察は、歯科医にとってもやり甲斐があります。
今日は歯の健康と長生きの関係については、あえてお話しいたしません。スローフードに関心のある方の歯は、間違いなく健康ですから、食べものはよく噛んで、唾液をたっぷり出せば、それで十分だと思います。
また食べものは「おいしい」ものを食べるのではなく、「おいしく」食べる努力が、歯と体の健康には極めて重要なことです。
ボクが歯科医師という仕事に生きてこられたのも、癌で逝った親爺の死に様を見て、一所懸命の治療をやろうと心がけたからだと思います。
最近は歯医者の数も規制緩和?のお蔭で、増えてきました。いつでも気軽に歯の健康の相談に利用されることをお奨めいたします。
<後記>
以上が浅妻先生の論旨です。
歯科医だから、歯を磨け、よく噛め、80歳までは20本の歯を残せ、などという固いお話しがでるかと思っていたが、見事に予想がはずれました。しかも見事な論旨の展開でした。おもわず膝がでるようなお話でした。
スローフードなどと片意地をはっても、所詮、むし歯一本には敵わないことも学びました。我が歯がいつまでも、元気に働いてくれるように祈りながら、レポートの筆を置きます。
浅妻歯科医院へのアクセスは
新潟市中央区万代1-2-3
コープ野村万代2F
025-241-0557
当学会講座に参加希望の方は、下記までお問い合わせください。
〒951-8067 新潟市中央区本町通七番町
石山味噌醤油(株)内
「スローフード・にいがた」事務局
ママたちの食育学会宛
電話:025-228-9462